PT?OT?どっちになろう?

PT?OT?どっちになろう?
POINT

僕と妻がどんなふうにPT/OTを選んだか
PT/OTになってみてどうだったか
PT/OTで悩んでいる方へ、現役PT、OTの実例としてちょっとした参考になれば

リハビリテーション専門3職種のうち、PT(理学療法士)とOT(作業療法士)のどちらかで悩んでいる方は少なくないのではないでしょうか。

(ST(言語聴覚士)はかなり専門性が高いので、割愛します。)

ちなみに僕はPTで妻はOT。

2人とも身体障害領域の病院で働いています。

リハビリのPT;理学療法士のゆきです。
この記事を書いた2019年7月時点で病院勤務の7年目。
回復期→地域包括ケア→外来を経験し、現在訪問リハ3年目です。
(くわしいプロフィールはこちら

僕がPTを選んだ理由

最初のきっかけは、高校生の進路選択のときに、ざっくり、なんとなく医療職に興味を持ったこと。

その中でもリハビリ職を選んだのは、両親の友人のOT(Aさん)からリハビリ職を勧められたことが大きいです。

さらに、同時期に祖母が大腿骨頸部骨折をしてしまい、リハビリを受ける姿を何度か見ていたこともきっかけになりました。

PTに決めたのは、そのAさんから「PTでもOTと同じようなアプローチはできるし、PTの方が就職先に困らないよ」とアドバイスをもらったから。

…と、信頼できるこのAさんのアドバイスが一番の決め手でした。

僕がPTを選んで、どうだったか

骨や筋肉などの解剖学、また基礎的な動きを分析する運動学などの勉強をすることがとても好きなので、結果的にPTになってよかったと思っています。

両親の友人OT(Aさん)が言っていたように、PTとOTが両方いる身体障害領域の病院である僕の職場では、確かにアプローチについて大きな“垣根”を感じることはあまりありませんでした。

もちろん、専門の“領域”はあって、それぞれの“領域”が得意分野ではありますが、患者さんや利用者さん(外来リハや訪問リハなど、いわゆる在宅リハの対象者さんをこう呼びます)またはその家族の要望や、回復段階に応じて、必要があればその“領域”を行き来するイメージです。

例えば、僕が経験した訪問リハビリでいうと、PT1人担当となることも多く、利用者さんの要望に合わせてまったく畑違いの調理動作にアプローチをしたこともありました。

もうひとつのAさんのアドバイスにあった「PTの方が就職先に困らない」のほうについては、裏を返せば「OTは就職先に困る」ということになりますが、僕はこれについては同意見ではないです。

どちらの職種も、人気の就職地・職場を選べば競争率は高いでしょうが、そのあたりをあまり限定しなければ、現時点では就職は難しくないと思います。

就職率についての正式な統計が厚生労働省なんかにないかな、と思って調べていくいうちに「理学療法士・作業療法士需給分科会」という会議の議事録を見つけましたが、PT・OTそれぞれの就職率についてのはっきりした言及は見あたりませんでした。

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妻がOTを選んだ理由

妻は、高校卒業後ストレートでOTを目指したのではありません。

目標があやふやだったことに気づいて文学部系の大学を中退した後、実家に戻って4、5年は事務職をしていました。
非正規雇用&実家住まい…それから結婚の予定がなかったこともあって、1人でも生活していけるよう、手に職をつけようと思ったのが最初のきっかけです。

結婚の予定がなかった…!笑
でも、そういった条件だけで選ぶならOT以外でも、それこそPTだったり、看護だったり…医療職以外でも選択肢はたくさんありそうだよね。

資格を取るのにとりかかる労力
「看護学校などはそもそも入学試験が大変そう」
資格取得までに何年かかるか
「3年制のリハ専門学校ならいけるかな」
資格を取る費用
「結局、貯金だけではまかなえず、親から援助も」
実家にいながら取得可か
「学校に行きながらひとり暮らしもする資金はない!」
就職できた場合の給料
「ひとりでも暮らしていけるか」

…こんな理由でリハビリ職を選んで、ものづくりが好きだったこと、また初めは精神障害領域に興味があったため、OTを選びました

いまは身体障害領域のOTで働いているのはどうして?

精神障害領域、身体障害領域の両方の長期臨床実習を経験した結果です。
ざっくりいうと、精神障害領域でのアプローチが集団療法が多かったり、ちょっとイメージと違う部分が多かったからです。
身体障害領域の方が個別対応が多く、実際に経験してみると自分の性格的にリハビリがしやすかったです。

妻がOTを選んで、どうだったか

いまは、リハビリ専門職として働くことをちょっと負担に感じ始めています…。

そもそも、妻がOTに求めていたもの、というかリハビリを選んだ最初のきっかけは「1人でも生活していけるよう、手に職をつけること」でしたが、いまは結婚して、それから子どもがいます。

その結果、妻のワークライフバランスが変わったことが原因のようです。

このあたりのことは別記事「リハビリ専門職のワークライフバランス」に書いたので、よかったら読んでみてください。

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PT、OTを選んで、金銭的な面でどうだったか

ざっくり言うと…

1人世帯(独身)であれば、1人暮らしをしつつ貯金しながら暮らしていくのにじゅうぶんです。(贅沢をしすぎなければ…!)

2人世帯(夫婦)であれば、同じく贅沢をしすぎなければ貯金しながら暮らしていけます。

でも、子どもが生まれて、保育園登園、妻が時短勤務になった今は、貯金がちょっと厳しいです…。

日々の生活をするぶんには十分なんですが…それがきっかけになったのもあってこのブログを始めました。

そのあたりの経緯については、別記事「リハビリ専門職夫婦が共同ブログの開設を決めるまで」に書いたので、よかったら読んでみてください。

おわりに

僕は高校生の進路選択において、医療職…リハビリ…PT、と、ほぼ両親の友人OTさんのアドバイスが決め手となってPTを目指し、結果としていまはやりがいを持って働けています
PTとOTですこし悩みましたが、PTがきわめる必要性の高い解剖学、運動学などの勉強をすることがとても好きなので、PTになって良かったです。

再就職時に、手に職を…金銭面など現実的な問題…リハビリ…OT、といった経緯でOTを目指して、結果として子どもを持ったいまはちょっと負担を感じています

妻が負担を感じている理由とつながる、“仕事(リハビリ職)”と“生活”とのワークライフバランスの問題

これについては僕のワークライフバランスの話と合わせながら、別記事「リハビリ専門職のワークライフバランス」に書きました。

PT、OTのどちらにしようか悩んでいる方へ、ちょっとした参考になったでしょうか。
くわしく聞きたいことがあれば、お問い合わせや下のコメント欄で質問してくださいね。

Twitter(@ptyukipapa)もしているので、そちらでもお気軽にどうぞ!

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